
現状と課題
中山間地域を中心に、猪・猿・鹿などの有害鳥獣による農作物、農地等への被害が発生し、年を追って深刻化している。
これに対して、行政などでは、集落や農地など一定範囲を金属製の柵や電気柵などで囲う自衛手段や狩猟者などの手を借りた害獣の個体数を減らす捕獲・駆除を奨励するための補助金制度を設ける等の対策を講じている。
しかしながら、害獣の繁殖力は強く個体の駆除には限界があることに加えて、守るべき農地や農作物すべてを柵等で囲うことは困難であるため、深刻な被害は発生し続け、対象地域の住民には諦め感さえ生じている。
連携を望むこと
金属柵などでエリアを囲うといった方法や有害鳥獣を捕獲して駆除するといった従来的な物理的かつ原始的な方法ではなく、先進デジタル技術や科学技術などを活用して、より具体的言えば、たとえば有害鳥獣をセンサーで感知し、人体には無害なレーザー光線や特殊な音波などを発生させて、農地や農作物に接近させないもしくは接近して来た場合に害獣に直接的ダメージを加えることなく危険性を抱かせること等で追い払うことができる仕組の構築に向けた実証事件を行い、本格的導入に向けた効果検証等を行いたい。
求める効果
有害鳥獣と呼ばれる種々の生物との共生を図りながら、それら生物から農作物や農地を保全することができるモデルケースを構築して汎用化していくことで、安全で住みやすい地域環境を整備することができる仕組みの普及を進める。