本市では、旧恵利家(えりけ)住宅の茅葺屋根の葺替工事を行っています。

木々に囲まれた茅葺き屋根の建物の写真

▲保存修理工事前の旧恵利家住宅

 旧恵利家住宅は、昭和46年に重要文化財に指定された香川県最古の民家で、香川県を代表する農家住宅です。
 この建物は、昭和42年恵利氏より寄贈され、昭和45年大川町田面砕石地区の大川ダム東岸へ住民の協力を得て1度目の移築が行われ、その後、平成13年みろく自然公園へ再移築し復元されました。

建物をプルーシートで覆い、屋根に上って作業を行っている写真

 それから20年以上が経過し、屋根は雨漏りなど経年による破損が生じるようになったため、令和4年度から国と県の補助を受けて保存修理を行っています。

茅葺き屋根に細い丸太が設置されている写真
細い丸太が設置された茅葺き屋根の写真

 令和5年3月から工事に着手し、既存の茅を屋根から取り除き、下地の劣化を診断し、藁を締めなおすなどの作業をしながら屋根の葺替工事が進んでいます。

丸太が設置された屋根に上り作業を行う人の写真

 この日は、職人たちが足場として、丸太を設置しながら屋根全体に茅を葺く作業をしていました。

 旧恵利家住宅は、江戸時代中期に立てられたと伝えられています。
 住宅の特徴は、装飾性の少ない簡素な屋根で茅葺きの「寄棟造(よせむねづくり)」です。屋根の周りを瓦葺きのひさしにせず、軒先まで茅葺きにしています。

茅葺き屋根の軒先を下から撮影した写真
丸竹や藁で作られた天井の写真

 天井は、丸竹を敷きつづらで編み、その上に藁を敷き詰め土壁を塗った「大和天井」といいます。柱は栗の木を使用しています。

作業中の建物の前で作業服にヘルメットを着用した男性が立っている写真

 市の文化財担当者に見どころを聞くと、「旧恵利家住宅は、香川県に現存する最古の農家住宅です。現在の場所に移築されてから初めての茅葺屋根全面葺替となるので、建てられた当初の姿に戻った住宅に思いをはせながらぜひご覧ください」と話していました。

 屋根葺替作業は8月末頃、その後、土壁補修・建具修理を行い、10月末に工事完了予定です。

 工事完了後には、建てられた当初の姿に戻った旧恵利家住宅をぜひご覧ください。

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