工房で家具を製作する靖夫さん

周囲の環境や人の緑に恵まれているから
こだわりの家具が作り続けられています

出身地:岡山県(靖夫さん)、大阪府(愛子さん)

移住年度:2014年

家族構成:夫婦と子ども2人

自分でデザインした家具が作りたいと思い独立へ

靖夫さんは、移住前は高松市の製作所で木工職人として働いていました。そのころはデザイナーが考案した家具をひたすら作る毎日で…。長年勤めていると、自分がデザインして家具を作りたいと思うようになり、独立を考えはじめました。
「独立にあたっては、工房をどこに建てるか悩みましたね。仕事をスムーズにはじめるためにも業者とのつながりはそのままにしたくて香川県内に建てることは決めていたんです。」
ただ、もうひとつ外せない条件があり、それは、工房と自宅を同じ敷地にすること。
「通勤がなくなれば作業に使える時間が増えますし、集中力も続きますからね。物件はインターネットを中心に探しました。不動産屋へ行くようになったごろに、タイミングよく今の物件が見つかったんです。」もともと畑だった場所に工房を建てて、自宅は内装をリフォーム。2014年に家族でさぬき市へ移住しました。
「ここに来てからは、仕事も暮らしも以前より充実しています。広い庭があって、バーベキューもできますし、木や植物だって植えられる、ハウスで多肉植物も育てられる…。できなかったことができるようになりました。
引っ越してきてすぐに自治会へ入ったのもよかったです。土地勘や地域の習慣など分からないことだらけでしたから。まちの人たちがしっかりと教えてくれてありがたかったですね。」
工房前での家族写真
自らが製作した椅子に座り、時の納屋から瀬戸内海を眺めている

人との出会いで仕事の幅が広がりました

「現在は無垢材を使ったオーダーメイド家具を作っています。自分の工房を持ってからはさまざまな業種の人と関わることが増え、仕事の幅が広がりました。業種ごとの視点やアイデアは自分にないものですからとても参考になるんです。テレビ台などの大型置き家具へ挑戦できるようになったのは、この影響があったからですね。
さらに、仕事を通じて仲良くなった人から、新しくお客さまや仕事を紹介してもらうことも増えました。「時の納屋」に当社の家具を選んで貰えたのも、多方面からつながった縁がきっかけで実現したことなんです。
僕が今の場所で仕事が続けられているのは、近隣住民の理解があってこそ。工房は住宅街の一角にありますから、機械音などが聞こえているはず…。でも、みなさん「気にならない」「頑張れ」と応援してくれていて、本当にありがたい限りです。
移住する上で人間関係は重要になってきます。地域の人とうまく付き合って行くためにも、自分から積極的にコミュニケーションを取ることが大切だと思いますよ。」